日々の暮らしに役立つ!【無料・簡単】シニア向けメモ&リストアプリ
はじめに
スマートフォンは、ご家族との連絡だけでなく、日々の暮らしを少し便利にしてくれる道具でもあります。しかし、「新しいアプリを入れるのは難しそう」「間違って操作してしまわないか心配」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この「シニアアプリガイド」では、そういった不安をお持ちの方にも安心して使っていただける、安全で、完全に無料で利用でき、そして何よりも操作が簡単なアプリを厳選してご紹介しています。
今回の記事では、日々のちょっとした「忘れ物」や「やるべきこと」を整理するのにとても役立つ、「メモ」や「リスト作成」のアプリに焦点を当てます。買い物リストを作ったり、今日やることを書き出したりするのに便利です。デジタルなメモ帳や付箋(ふせん)のようなものだと考えてみてください。
難しそうに見えるかもしれませんが、これからご紹介するポイントを知っておけば、きっとあなたにぴったりの、簡単に使えるアプリを見つけられるでしょう。この記事を通して、スマホでメモを取ることの便利さを感じていただければ幸いです。
なぜ「メモ・リストアプリ」がシニア層におすすめなのか
日々の生活の中で、「あれをやらなくちゃ」「これを買わなくちゃ」と思うことはたくさんあります。以前は紙のメモや手帳を使っていた、という方も多いでしょう。スマホのメモアプリは、それらをデジタルに置き換えることができます。
- 忘れ物を減らせます: 買い物リストを作っておけば、「あれを買い忘れた!」ということが減ります。
- 頭の中が整理できます: やるべきことを書き出すことで、何をすれば良いかがはっきりします。
- いつでもどこでも確認できます: いつも持ち歩くスマホに入っているので、必要な時にすぐにメモを確認できます。
- 書くのが楽な場合も: 紙に文字を書くのが億劫になってきた方も、スマホの文字入力なら楽に感じる場合があります。(音声入力を使う方法もありますが、最初は文字入力で慣れるのがおすすめです)
シニア向け「簡単メモ・リストアプリ」選びのポイント
たくさんのメモアプリがありますが、シニアの方が使う際には、特に以下の点を重視して選ぶことをおすすめします。
- 文字が大きく見やすいか: アプリの画面全体や、入力した文字が見やすいように、文字サイズを大きく表示できるかが重要です。
- 操作方法がシンプルか: ボタンの数が少なく、画面の切り替えが複雑でないかを確認してください。「メモを書く」「保存する」「見返す」といった基本的な操作が迷わずできるものが良いでしょう。
- 広告が少ない、または無いか: 無料アプリには広告が表示されることがありますが、操作の邪魔になるような大きな広告や、間違って押してしまいそうな場所に表示される広告が少ないアプリを選びましょう。
- 完全に無料で使えるか: 基本機能は無料でも、特定の機能を使うにはお金がかかる「課金」があるアプリも存在します。ご紹介するのは、基本的なメモ機能が完全に無料で使えるものを想定しています。誤って課金してしまわないためにも、無料であることをしっかり確認してください。
- 個人情報の登録が必要ないか: アプリを使うために、氏名や住所、電話番号などの個人情報を登録する必要がないものの方が、より安心して使い始められるでしょう。
おすすめの無料・簡単メモアプリ(例:「やさしいメモ帳アプリ」を想定)
ここでは、上記のポイントを満たすような、完全に無料で、操作が非常に簡単なメモ・リストアプリを例としてご紹介します。(特定のアプリではなく、一般的な使いやすいアプリのイメージとしてお読みください。)
このアプリの名前を仮に「やさしいメモ帳アプリ」とします。
「やさしいメモ帳アプリ」のここがおすすめ
- 画面がシンプル: 起動すると、これまで書いたメモの一覧が大きく表示されるだけです。余計な情報がありません。
- 文字サイズが大きめ: 標準設定でも文字が比較的大きく、設定でさらに大きくすることもできます。(※アプリによります)
- 必要なボタンはたったの2つ:
- 「新しいメモを書く」ボタン(画面の右下などに「+」マークで表示されていることが多いです)
- 「戻る」ボタン(画面の左上などに矢印で表示されています)
- 広告が表示されない(想定): 基本的な機能を使う上で、誤って押してしまうような広告は表示されません。
- 完全に無料: アプリのダウンロードも、中の機能を使うのも、一切お金はかかりません。
- 個人情報登録不要: メールアドレスや名前などを入力する必要はありません。
「やさしいメモ帳アプリ」でできること・活用例
- 普通のメモ: ちょっとした出来事、後で調べたいこと、思いついたアイデアなどを書き留めておくことができます。
- 活用例: 「〇〇さんの電話番号(メモ)」「テレビで紹介してた健康法」「今日の夕食の献立」
- リスト形式のメモ: 買い物の予定や、今日やることなどを、一つずつ箇条書きにして、終わったらチェックを入れられるようにできます。
- 活用例: 「牛乳を買う」「電気を消す」「新聞を読む」「〇〇さんに電話する」
「やさしいメモ帳アプリ」の簡単な使い方
スマートフォンの操作に慣れていない方でも大丈夫です。ここでは、この「やさしいメモ帳アプリ」を使うための基本的な手順を説明します。
【ステップ1】アプリを見つけてスマホに入れる(インストール)
- お使いのスマホの画面にある、「アプリを探す」ための場所を開きます。
- iPhoneの場合は、画面にある「App Store」という名前の白い「A」のようなマークのアイコンを探してタップします。
- Androidの場合は、画面にある「Playストア」という名前の、横向きの三角形のようなマークのアイコンを探してタップします。
- アプリを探す画面が開いたら、画面の上の方にある「検索」と書かれた場所(虫眼鏡のマークがついていることが多いです)を指でそっと押します。
- 文字を入力するキーボードが出てくるので、「やさしいめも」「やさしいメモ帳」などと入力してみてください。
- 入力が終わったら、キーボードの「検索」ボタンなどをタップします。
- 画面に「やさしいメモ帳アプリ」が表示されるか確認してください。(表示されない場合は、検索する言葉を少し変えてみてください。「メモ」「かんたんメモ」など)
- アプリの名前の下などに表示されている、「入手」や「インストール」と書かれたボタンを指でそっと押します。
- スマホが自動的にアプリをあなたのスマホに入れてくれます。少し時間がかかることがあります。
- インストールが終わると、「開く」というボタンが表示されます。これを押すとアプリが起動します。画面に「やさしいメモ帳アプリ」のアイコンが表示されているはずなので、次回からはそのアイコンをタップして起動できます。
【ステップ2】新しいメモを書く
- 「やさしいメモ帳アプリ」を起動します。
- 画面の右下(または分かりやすい場所)にある、「+」マーク(新しいメモを書くボタン)を指でそっと押します。
- まっさらな白い画面が表示されるので、そこに書きたいことを文字で入力します。
- 入力が終わったら、画面の左上などにある「完了」や「戻る」といったボタン(チェックマークや左向きの矢印で示されていることが多いです)を指でそっと押します。
- これでメモが保存されました。最初の画面に戻ると、書いたメモが一覧に表示されているはずです。
【ステップ3】リスト形式のメモを作る
- 【ステップ2】の1.と2.と同じように、「新しいメモを書く」画面を開きます。
- このアプリの場合、画面のどこかに「リスト形式にする」といったボタン(チェックリストのようなアイコンが多いです)がありますので、それを指でそっと押します。
- すると、入力した文字の行頭に「□」(四角いチェックボックス)が表示されるようになります。
- リストにしたい項目を一行ずつ入力します。(例:「牛乳を買う」と入力したら、「改行」ボタンなどで次の行に移り、「卵を買う」と入力する、といった具合です。)
- 入力が終わったら、【ステップ2】の4.と同じように保存します。
- リストの項目を終えたら、その項目の左にある「□」を指でそっと押すと、「✓」(チェックマーク)がついて完了したことが分かります。
【ステップ4】書いたメモを見返す・編集する・消す
- アプリを起動し、最初の画面(メモの一覧が表示されている画面)を見ます。
- 見たいメモの名前を指でそっと押します。すると、書いた内容が表示されます。
- 内容を書き直したい場合は、画面のどこかに「編集」というボタン(ペンのマークなど)があるはずですので、それを押してから書き直します。
- そのメモがもう必要なくなったら、画面のどこかに「削除」というボタン(ゴミ箱のマークなど)があるはずです。それを押すと、「本当に消しますか?」と聞かれるので、「はい」や「OK」を選ぶと消すことができます。
- 見終わったり、編集が終わったりしたら、画面の左上などにある「戻る」ボタンを指でそっと押して、最初の画面に戻ります。
まとめ
今回の記事では、日々の暮らしの中で役立つ、安全で、無料で、そして何よりも操作が簡単なメモ・リスト作成アプリについてご紹介しました。
ご紹介した「やさしいメモ帳アプリ」のようなシンプルで使いやすいアプリを選べば、「ちょっとしたメモを取りたい」「買い物リストをスマホで見たい」といったご要望を、難しく考えることなく実現できるでしょう。
繰り返しになりますが、こうしたアプリを選ぶ際には、完全に無料であること、操作がシンプルで見やすいことが特に重要です。
もし、「自分でアプリを探すのは少し不安だな」と感じられる場合は、この記事を参考に、ご家族の方に「こんなアプリを探しているのだけど」と相談してみるのも良い方法です。
スマホは、あなたの暮らしを豊かにするお手伝いをしてくれます。まずは一つ、今回ご紹介したような簡単なアプリから、試してみてはいかがでしょうか。応援しています。