【無料・簡単】耳で楽しむ!シニア向け朗読・読み聞かせアプリの使い方
スマートフォンの操作に少しずつ慣れてこられた皆様、こんにちは。「シニアアプリガイド」です。
スマートフォンは、ご家族との連絡だけでなく、日々の暮らしをより豊かに、そして楽しくしてくれる様々な「アプリ」があります。新しいアプリを使うことに、難しそう、失敗したらどうしよう、といった不安を感じられるかもしれません。しかし、ご安心ください。このサイトでは、シニアの皆様が安心して、そして簡単に使える、厳選したアプリだけをご紹介しています。
今回は、目を休ませながら、耳で「本」を楽しむことができる「朗読(ろうどく)・読み聞かせアプリ」をご紹介します。活字を追うのが大変になってきた、家事をしながらでも本を聴きたい、といった方にとって、きっと新しい楽しみが見つかると思います。しかも、無料で、安全に利用できるアプリを中心にご紹介します。
朗読・読み聞かせアプリとは?
朗読・読み聞かせアプリは、本の内容をプロのナレーターや音声合成が読み上げてくれるサービスです。スマートフォンがあれば、いつでもどこでも好きな物語や情報を「耳で聴く」ことができます。まるで誰かがそばで本を読んでくれているかのような、温かい体験ができます。
なぜシニアの方におすすめなのか
このタイプのアプリが、シニアの皆様に特におすすめなのには、いくつかの理由があります。
- 目を休ませられる: 長時間活字を追うのが疲れるという方も、耳で聴くことで気軽に読書を楽しめます。
- 「ながら」で楽しめる: 家事やちょっとした休憩時間、お散歩中など、何かをしながらでも内容を追うことができます。
- 新しい世界との出会い: 昔懐かしい名作から、興味のある分野の知識まで、様々な種類の本や情報を気軽に知ることができます。
- 操作がシンプル: 多くのアプリは、再生ボタンを押すだけの簡単な操作で楽しめます。
新しいアプリを試すことに不安を感じるかもしれませんが、今回ご紹介するものは、「無料」で「簡単」、そして「安心」して使えるものを選んでいます。
安全性と無料であることについて
ご紹介する朗読・読み聞かせアプリの多くは、インターネット上にある著作権の切れた名作などを音声化したものを無料で提供しています。そのため、利用にお金がかかることはありません。また、個人情報の登録が不要なアプリも多く、安心して使い始めることができます。
ただし、中には一部有料のサービスが含まれるアプリや、無料期間の後に有料に切り替わるサービスもあります。今回の記事では、完全に無料で楽しめるアプリを中心に、見分け方や注意点についても分かりやすくご説明します。ご紹介するアプリは、基本的に大きな危険はありませんが、提供元がはっきりしているものを選ぶのが安心です。
おすすめの無料朗読・読み聞かせアプリのご紹介
ここでは、無料で利用でき、操作も比較的簡単な朗読・読み聞かせアプリのタイプをご紹介します。
タイプ1:青空文庫の朗読を聴けるアプリ
日本の著作権が切れた文学作品を集めた「青空文庫」には、多くのボランティアの方々が朗読した音声データがあります。これらを聴くことができる無料のアプリがいくつか提供されています。
- 安全性・無料性: 青空文庫の作品自体は無料で公開されており、それらを再生するアプリも基本的に無料です。個人情報の登録も不要なものが多いです。安心してご利用いただけます。
- 使いやすさ: アプリによって異なりますが、作品を探して、再生ボタンを押すというシンプルな操作のものがほとんどです。一度再生すれば、家事中や移動中など、スマートフォンをポケットに入れたままでも耳で楽しめます。
- メリット・活用例: 夏目漱石や森鴎外といった明治・大正時代の名作文学を、朗読を通して味わうことができます。昔読んだことのある本を、改めて耳で聴いてみるのも良いでしょう。
【簡単な使い方(一般的な手順)】
- まずはスマートフォンにアプリをインストールします。(後述の「アプリの探し方・入れ方」をご覧ください。)
- アプリを開くと、作品の一覧が表示されることがあります。
- 聴きたい作品の名前や、好きな作家の名前で作品を探してみます。
- 作品が見つかったら、それをタップ(指で軽く触れる)します。
- 多くの場合、再生画面が表示され、「再生」と書かれたボタン(多くは三角のマーク)があります。この再生ボタンをタップすると、朗読が始まります。
- 途中で止めたいときは、「一時停止」ボタン(多くは二本線のマーク)をタップします。
※ アプリによって画面のデザインやボタンの形は少し異なりますが、基本的な操作は再生と停止です。
タイプ2:特定のサイトの朗読を聴けるアプリ
青空文庫以外にも、インターネット上には朗読を公開している個人のサイトや団体があります。そうした朗読を集めて聴けるようにした無料アプリも存在します。
- 安全性・無料性: 基本的には無料で楽しめますが、提供元によって内容が異なります。信頼できる提供元のアプリを選ぶようにしましょう。個人情報の登録が不要なものを選ぶのが安心です。
- 使いやすさ: 青空文庫系のアプリと同様に、操作はシンプルです。様々なジャンルの朗読が楽しめる場合もあります。
- メリット・活用例: 文学作品だけでなく、童話や詩、実用的な情報など、幅広い内容の朗読に出会える可能性があります。
アプリの探し方・入れ方
スマートフォンに新しいアプリを入れるには、「アプリストア」という場所を使います。iPhoneをお使いの場合は「App Store」、Androidスマートフォンをお使いの場合は「Google Play ストア」という名前です。
- スマートフォンの画面にある、「App Store」または「Google Play ストア」という名前のアイコン(多くは青いマークやカラフルな三角のマーク)を探してタップします。
- アプリストアが開いたら、画面の上の方にある「検索」の場所をタップします。
- 検索する文字を入力するところが表示されるので、そこに「朗読」「読み聞かせ」「青空文庫 朗読」などと入力します。
- 文字を入力し終えたら、画面のキーボードにある「検索」ボタン(多くは虫眼鏡のマーク)をタップします。
- すると、関連するアプリの一覧が表示されます。
- 良さそうなアプリが見つかったら、そのアプリの名前をタップして詳しい情報を見てみます。ここで、「無料」と書かれていること、評価が高いことなどを確認すると良いでしょう。
- インストールするには、「入手」または「インストール」と書かれたボタンをタップします。
- スマートフォンの設定によっては、顔認証や指紋認証、パスワードの入力が必要な場合があります。これは、勝手にアプリがインストールされないようにするための安全な仕組みです。
- インストールが終わると、スマートフォンの画面に新しくアプリのアイコンが表示されます。これをタップすれば、アプリを開くことができます。
もし、アプリストアでの操作に不安がある場合は、ご家族など詳しい方に手伝ってもらうと安心です。
朗読・読み聞かせアプリを使う上での注意点
- 通信量: 朗読の音声を聴く際には、インターネットの通信が必要になります。Wi-Fi(ワイファイ)という自宅のインターネット環境がある場所で聴くと、スマートフォンの契約している通信量を気にせず楽しめます。Wi-Fiがない場所で長時間聴きすぎると、通信量が上限を超えてしまう可能性がありますのでご注意ください。
- 有料サービスへの誘導: 一部のアプリでは、無料のコンテンツの中に有料サービスへの案内が含まれている場合があります。「無料」で楽しむ場合は、誤って有料ボタンを押してしまわないようにご注意ください。今回ご紹介した「青空文庫」を聴くタイプの無料アプリは、有料要素がないものが多く、安心して利用しやすいです。
- 個人情報の入力: アプリを使い始める際に、氏名や住所、電話番号などの個人情報の入力を求められる場合があります。基本的に無料の朗読アプリを楽しむのに、これらの情報が必要なことは少ないです。もし入力に不安を感じる場合は、そのアプリの利用を控え、個人情報が不要な別のアプリを探すか、ご家族に相談してください。
まとめ
今回は、スマートフォンを使って耳で本を楽しむことができる「朗読・読み聞かせアプリ」についてご紹介しました。
目を休ませながら読書を楽しめる、家事をしながらでも気軽に聴けるなど、シニアの皆様の生活に新しい楽しみを加えてくれるかもしれません。今回ご紹介したように、「無料」で「簡単」に始められるアプリがたくさんあります。操作もシンプルなので、スマートフォンの扱いに少し不安がある方でも、きっと安心して挑戦していただけると思います。
まずはアプリストアで「朗読」や「青空文庫 朗読」と検索して、興味のあるアプリを探してみてはいかがでしょうか。もし操作が難しそうだと感じたら、無理せずご家族や詳しい方に相談しながら進めてください。
スマートフォンを通して、耳で聴く新しい読書の世界を、安全に、そして気軽にお楽しみいただけたら嬉しく思います。